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​ベストテンコンサートとは

名古屋芸術大学「ザ・ベストテンコンサート」とは、名古屋芸術大学が主催する1970年~1980年代の日本の歌謡曲を中心とした構成で、毎回、会場が満席になる名古屋芸術大学の「顔」とも言えるコンサートです。

これまで北名古屋市や一宮市、小牧市、津島市、高山市、セントレア、JR等で開催し、多くの皆様に親しまれています。

 

懐かしい数々のナンバーが繰り広げる音楽空間は、まるでタイムスリップをしたかのように、観客の皆さんをあの頃にいざないます。

​ベストテンコンサートのルーツって?

NUA「ザ・ベストテンコンサート」はどのようにして生まれたのか…??

それをご紹介します。

名古屋芸術大学音楽学部にミュージカルコースが誕生した時に、森泉先生と古くからお付き合いの会った、三原康博先生が客員教授に着任されていました。

この三原先生は、TBSに在職中、美術部長として勤務され、日本レコード大賞や、あの伝説の歌番組「ザ・ベストテン」を手掛けられていました。

当時の美術セットは、現在の様なLEDビジョンのようなデジタル機材等は無く、全てをアナログ作業で作り上げていくものでした。

その美術セットの原案を三原先生は数多くの曲ごとに作られるわけですが、原案はマケット(模型)を作られ、決定後、具現化するという手法で番組の美術セットを作られていました。

 

さて、話は名古屋芸術大学でのこと。

その三原先生が長い間大切にお持ちだった大量の美術セットのマケット。これをそのままにしておくのはもったいないということで、横浜の放送ライブラリー様のお力を借り「日本レコード大賞50周年記念 美術セットに見る1980年代ミュージックシーン展~ザ・ベストテンから日本レコード大賞まで~」を西キャンパス「アート&デザインセンターギャラリー」で開催することになりました。

この時、「せっかくの展覧会だから、関連イベントも…」と思い、私が森泉先生に「昭和歌謡を集めて、ベストテンのコンサート出来ませんかね?」と持ちかけたのがそもそものきっかけです。

森泉先生もノリノリで開催に向けてご協力いただことを忘れません。

初ステージは西キャンパスの学食前。全て生音でボーカルだけPAに通しました。半野外なので音は散り散り、季節柄「蚊」がブンブン飛ぶ中で昭和のヒット曲を昼休みの時間に披露しました。

また、併せてTBSの音楽番組では中心的存在で、ザ・ベストテンやレコード大賞の企画・演出兼プロデューサーとして活躍された山田修爾さんをお迎えして、森泉先生と三原先生と3人でのトークショーも開催しました。

話が展覧会にの話になってしまいましたが、「NUA ザ・ベストテンコンサート」は、このようなきっかけで生まれ、以後今日まで、懐かしい日本の数々の名曲を歌い続けている人気のコンサートなんです。

エンターテインメントディレクションコース

​金子 靖

​当時の様子

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